有限責任事業組合(LLP)の設立

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Q00153 有限責任事業組合(LLP)の特徴はどのような点でしょうか。

出資者は出資額以上の責任を負わないことや、利益配当など組合契約において原則として自由に定めることができる点では合同会社(LLC)と同様ですが、法人格を有しておらず、パス・スルー課税が認められるのが特徴です。また、出資者は2名以上必要である点や、株式会社への組織変更が認められない点などがLLCと異なります。
(作成日:2012年1月27日)

Q00154 有限責任事業組合(LLP)はどのような場合に活用できるのでしょうか。

LLPは、会社ではなく組合の一種となりますが、①出資額の限度までしか責任を負わない点(有限責任)、②損益の帰属や権限分配を自由に決定できる点(内部自治)、③組合員に直接課税される点(パス・スルー課税)が特徴です。複数の企業がジョイントベンチャーを立ち上げる場合、共同で子会社を設立することが多いですが、子会社支配を通じたメリット享受のみならず、より直接的に事業の収益を得たい場合や、参加企業の役割に応じた柔軟な収益分配を行いたい場合には、LLPの形態が適していると言えます。
(作成日:2012年1月27日)

Q00155 当社の技術力を見込んで、資金を提供してくれるという企業と、ゲーム制作プロジェクトのためのLLP(有限責任事業組合)を立ち上げる予定です。当社は殆ど金銭を出資できないのですが、対等な収益分配を受けることはできるのでしょうか。

LLPへの出資は、金銭その他の財産に限定されており、いわゆる労務出資は認められません。したがって、本件の場合、貴社の当初の出資比率自体は低くなると思われます。しかし、LLPでは労務やノウハウの提供等も考慮して、出資比率と異なる収益分配を定めることが可能であり、意思決定の方法についても出資比率と異なるルールを定めることが可能です。こうした事項についてLLP契約に適切な定めを置くことで、収益分配等に貴社の貢献度が反映することが可能であると考えられます。
(作成日:2012年1月27日)