用語集

J、P、B

Jは裁判官、Pは検察、検察官、Bは弁護士を指します。ちなみにKは警察、警察官です。副検事のことをAPということもあります。なぜ弁護士だけLではなくBなのかは不明です。「J志望(裁判官志望)」「P庁(検察庁)」等という使われ方をします。

PS、KS

PSは検察官面前調書(刑事訴訟法321条1項2号書面)、KSは司法警察員面前調書(刑事訴訟法321条1項3号書面)のことです。

A、V、W

Aは被疑者、被告人、Vは被害者、Wは証人です。ちなみにAQは被告人質問です。研修所の起案で、科目によってはこれらの略称の使用を許される場合があります。

ぼうちん

冒頭陳述の略称。

渉外

外資系企業のクライアントが多い渉外事務所のことです。

ボス弁、イソ弁

ボス弁は経営者弁護士、イソ弁は居候弁護士の略。単に自分の上司にあたる弁護士をボス弁ということもあるようです。弁護士になったばかりの人は、既に開業している事務所に給料をもらいながら居候して研鑽を積み、数年したら独立するのが昔からある弁護士のスタイルであり、ボス弁、イソ弁という用語はこのようなスタイルを前提にしています。

白表紙(しらびょうし)

研修所に入る前に渡される真っ白い紙に題名と司法研修所という記載のみが書かれた修習生のための教科書。
また、起案の題材になる事件記録の記された冊子も白表紙または白表紙記録と呼ばれることがあります。名前や住所は架空のものになっていますが実際の事件が題材になっているので、取扱いは非常に厳格で、起案が終わると適宜回収されます。

起案

一般的には、「もとになる案や文を作ること。」(広辞苑第五版)ですが、司法研修所においては、判決書や起訴状、弁論要旨などの書面を作成することを言います。「即日起案」「自宅起案」「民裁起案」等と使われます。現在自宅起案はほとんどなく、一日で起案を書きあげなければならない即日起案がほとんどです。

二回試験

正式には司法修習生考試という試験ですが、司法試験が一回目の試験なのでこのように呼び習わされます。試験科目は、民事裁判、民事弁護、刑事裁判、検察、刑事弁護が筆記試験で行われ、60期からは口述試験が廃止されるようです。

ジムホウ

事務所訪問の略称。

登庁

司法研修所や裁判所などの官庁に出勤すること。官庁用語。「初登庁」、「登庁時刻」等と使われます。

Stg、Kg、E、R、D、T

Stgは訴訟物、Kgは請求原因事実、Eは抗弁、Rは再抗弁、Dは再々抗弁、Tは再々々抗弁。「紛争類型別の要件事実」(司法研修所)参照。

モギサイ

模擬裁判のこと。修習生が、裁判官や検察官、弁護人、被告人、証人などの役を演じ、実際の裁判と同じ手続に従って模擬の裁判をします。法廷での訴訟活動を他人から批評される機会は実務家になるとまずないので、非常に勉強になると思います。

司法修習の卒業年度。「○期です。」と弁護士同士の自己紹介等でよく耳にします。現在の司法修習が始まるまでに弁護士資格を得た弁護士の卒業時期は「期前」と呼ばれています。

教官

研修所の各クラスの講師のこと。司法研修所教官は立派な官職で、現役の優秀な実務法曹家が務めています。教官が司法試験考査委員を兼務することもあります。