就職活動編

弁護士志望で就職活動を始めようと思うのですが、何からすればよいでしょうか。

友人、知り合いの弁護士等のつてを辿って、事務所訪問を始めると良いでしょう。
また、法律事務所のホームページをインターネットで検索したり、弁護士会のホームページにアクセスしたり、弁護士会主催の就職合同説明会に行くことも考えられます。

ある事務所を訪問したいのですが、事務所訪問はどのように申し込めば良いでしょうか。

法律事務所は一般に修習生から就職関連のアクセスがあることを承知しているので、気後れせずに電話やメールで事務所訪問をしたい旨を伝えましょう。事務所によっては、事務所のホームページに事務所訪問のための専用のページを設けているところもあります。第1回目の事務所訪問は複数の修習生が訪問する形で実施されることが多いようです。 

今度初めてグループで事務所訪問します。気をつけるべきことを教えてください。

初めてのグループ訪問は、お互いのことをよく知ることがメインになります。気持ちよくコミュニケーションを取りながら、訪問する事務所のイメージをつかみ、また自分の希望や興味を伝えられると良いでしょう。

修習生から弁護士に対してよくある質問はどのようなものがありますか。

よくある質問には、事務所の雰囲気、弁護士の人数、事務所でよく取り扱っている仕事の内容、勤務時間や休暇、報酬等の待遇等があります。せっかくの事務所訪問の機会ですから、疑問に思っていることを積極的に聞くと良いと思います。

名刺は必要でしょうか。

事務所訪問で名刺を持参する修習生は多く、連絡先などを伝えるには便利なことも多いと思います。いずみ寮の1階で修習生のマークが入った名刺を注文し、購入することができますので、購入しておいて損はないでしょう。試験合格後、ロースクールの売店等に注文して入所前の段階で名刺を作成する人も多いようです。修習生の名刺には職場等の情報ではなく個人情報を記載することになり、弁護修習等において不特定多数の人との名刺交換も想定されることから、記載する情報量は少なめにしておくことも考えられます。

履歴書はあったほうが良いですか。

これもあると便利だと思いますが、履歴書を作って事務所に持参している修習生はまれなようです。事務所訪問の前に、あるいは訪問後に会議室で、履歴書のようなものの記入を求める事務所がほとんどではないかと思います。

グループでの事務所訪問が終わりました。この後、どのようにすればよいでしょうか。

1回目の事務所訪問の後は、事務所か修習生のいずれかからアプローチすることにより、2回目の訪問となることが多いようです。2回目の訪問は、一人で行くことがほとんどでしょう。修習生から2回目の事務所訪問を希望した場合、好印象であることはあっても悪印象であることはないと思いますので、現実的に就職を考えている事務所に対しては、積極的にアプローチすると良いでしょう。

どのようにして就職はきまるのですか。

これは事務所によって様々だと思いますが、通常は、グループ訪問→個別訪問→個別訪問の3回ぐらいで決まることが多いようです。事務所によっては、試験を課しているところもあるようです。

事務所には、どのようなタイプがあるのですか。

大きく分けて企業法務よりの事務所と一般民事よりの事務所があるといえるでしょう。また、渉外事務所といわれる外資系の企業を主なクライアントとする事務所と国内案件が多い事務所という色分けもできるかもしれません。また、特定の業種(エンターテイメント等)や法律分野(倒産法等)に特化している事務所もあるようです。

企業法務とはどのような仕事を指すのですか。

企業には、会社の設立から事業発展に至る様々な場面において法律上の問題が生じます。具体的には、設立、商法関連の手続(新株発行、ストックオプション等)、各種契約書(ライセンス契約、販売代理店契約、共同開発契約、システム開発契約等)の作成及び交渉、M&A等の会社再編(買収、合併、株式交換、株式譲渡、会社分割、営業譲渡等)、労務問題の処理、知的財産権の取扱い、企業再生、倒産関係、紛争の解決等が挙げられますが、これらに限られず数多くの業務があります。