競業禁止規定

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Q00320 退職者が同業他社に転職すると、会社のノウハウが流出したり顧客が取られたりすることが懸念されます。何とか事前に阻止する方法はありませんか。

就業規則や雇用契約書等に退職後の競業行為を禁止する条項を設けることが考えられます。退職後の競業を禁止する条項は、競業を制限する地域、期間、業務範囲、代償措置を総合的に考慮してその有効性が判断され、あまり広範にわたる場合等は退職者の職業選択の自由を制約するものとして無効となる可能性があります。よって、原則として年数、地域及び業種を明記し、禁止範囲を限定した方がよいと考えます。
ただし、実際にトラブルになった際には、労働者の地位、使用者が競業を制限する目的や必要性についても個別の事案ごとに考慮されるため、雇用契約上、競業避止義務が明確になっていればどのような場合でも競業行為を差し止めることができる訳ではない点にご留意ください。
(作成日:2012年1月27日)