AZXポリシー

Q13 ベンチャー企業にとって顧問契約のメリットはなんでしょうか?

一般的に顧問契約は、所定の割引を受けられる、迅速対応が可能となる、企業の信用がアップするなどの効果があります。AZXにとっては、上記のような経済的な面以上に、AZXをアドバイザーとして信頼してくれており、そのような信頼に応えるべくクライアントをサポートするという相互の信頼関係の面も重要であると考えています。

顧問契約は、月額一定の顧問料を支払うことで、一定範囲のサービスや所定の割引を受けられる形態が一般的です。また、顧問契約があれば、窓口になっているアドバイザーが設定されるためいざというときに特段の審査や契約締結行為なく素早く対応してもらえるというメリットがあります。さらに、企業によっては、顧問弁護士等の存在が信用のアピールになる場合もあります。

顧問契約についてはアドバイザーによっていろいろな考え方があると考えますが、AZXにとっては、上記のような経済的な面以上に、クライアントがAZXをアドバイザーとして信頼してくれており、AZXがそのような信頼に応えるべくクライアントをサポートするという相互の信頼関係の面も重要であると考えています。具体的な依頼を受け、それを引き受けた以上は、顧問先であろうとなかろうと最善を尽くして対応するのがプロフェッショナルの使命です。しかし、そもそも具体的な案件を引き受けるか否かという点については、顧問先からの依頼であるか否かで変わる場合があります。

極めて緊急度の高い案件が急に発生した場合、AZXにてサポートしている顧問クライアントであれば、本当に必要であれば徹夜でも、休日であっても対応することとなります。しかし、特段顧問先ではなく、「そちらが安そうなので今回はお願いしてみました。」という依頼については、対応するべきか否か慎重に検討せざるを得ないことになります。

また、ある企業が財務的に苦しくなってきた場面で、なんとか料金を割り引いて対応する必要がある場合に、今まで顧問先として一緒に頑張ってきたクライアントについては、こちらも何とか料金を圧縮して対応するよう努めることとなります。しかし、価格面を重視して都度複数のアドバイザーに対して見積りを要請してスポット的にドライに依頼してきたクライアントの場合には、こちらとしても見積りが合うか否かというドライな対応となってしまう場合があります。

AZXとして、これから発展する企業の皆様をサポートすることが使命である以上、できるだけ広範囲の企業をサポートできるように努めるものの、企業側が、AZXを含めたアドバイザーを適宜選択するように、AZXとしてもクライアントを選択せざる得ない面があります。

われわれを信頼して頼りにしてくれていると思うからこそ頑張る面もあり、逆に経済的な面はさほど重要ではないからこそ、月額顧問料が高いクライアントを優先するというものでもなく、顧問先は、顧問料の金額にかかわらず、AZXにとっては特段重要なクライアントであるという位置付けになります。

なお、相互の信頼関係を大切にしているため、特段「顧問契約」という形式がない場合であっても、過去のお付き合いの経緯からそのような信頼関係が構築され、AZXをアドバイザーとして必要としていると感じているクライアントについては、顧問先と同じようなお付き合いをさせていただいている場合もあります。