各種契約書の作成、レビュー及び交渉 

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Q00288 ウェブ上のサービスの利用規約を変更したいのですが、サイト上に変更した旨を掲示すれば足りるでしょうか。

利用規約はユーザーに承認されることによって事業者とユーザーとの契約内容となります。契約の変更は原則として双方当事者の合意が必要であるため、一方的にサイトに変更を告知しただけで変更できるというものではありません。もっとも、ユーザーが変更を認識し、実体としてそれに同意したというプロセスがあれば、変更したものと評価することは可能であるため、例えば、登録メールアドレスに変更を告知するメールを送信し、①変更内容を記載するかそれを確認できるURLを表示し、②一定期間内に異議の申出又は退会しない場合には変更に同意したものとみなす旨を記載することが考えられます。この通知後一定期間内に異議を述べずにサービス利用を継続するユーザーについては、少なくとも黙示的に変更に対する同意があったものと考える余地があります。もっとも、突然このようなメールを送信されたユーザーにとってはやや唐突であり、変更の有効性を争われるリスクもあることから、予め利用規約において上記のようなプロセスによる規約変更権の規定を設けておくべきであり、それによって変更の有効性を争われる可能性を低くすることが考えられます。
(作成日:2012年1月27日)

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