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【schoo授業動画】株式で揉めないために、創業前に起業家が知っておくべき「創業株主間契約」の結び方

お久しぶりです!ブログ管理人の菅原@弁護士です。

先日28歳になりまして、ベンチャー業界では中堅クラスの年齢になってきました。今やベンチャー業界では10代、20代前半の社長は当たり前ですが、個人的には、じっくり力を蓄えてきた20代後半から30代前半くらいの社長が作る、ちょっと大人なベンチャーがとても好きです。

そんな私と同世代の社長のベンチャーで注目株といえば、やはり森健志郎さんのスクーです!連日メディアで見ない日はないスクーですが、私たちも昨年、「スタートアップ学部」の先生として、全10回にわたって授業をさせていただきました。

私たちが行った授業は、どれも毎日のようにスタートアップの皆さんから質問されることばかりです。私たちは質問されれば適切に回答しますが、質問されていないことについてスタートアップの皆さんがどれだけ理解されているのかはわかりません。また、争点となっている点に関するピンポイントな質問への回答を読んだだけでは、体系的な知識を身につけることは難しいです。

網羅的・体系的な知識が身につけられる授業を、ベンチャーに携わる全ての方に見て欲しい!そんな思いで森さんに相談したところ、この授業の動画をアップすることを快諾していただきました。森さん、スクーの皆さん、ありがとうございます!

これから定期的に、schooでの私たちの授業をアップしていきますので、ぜひチェックしてみてください。

第1弾は、雨宮弁護士&佐瀬税理士による、「株式で揉めないために、創業前に起業家が知っておくべき「創業株主間契約」の結び方」です。

授業


※この授業のスライドは、schooのウェブサイトからみることができます。

先生紹介

雨宮美季。 2001年弁護士登録。司法研修中から創業に関わっていたITベンチャーに社内弁護士として参画し、ECサイトの立ち上げなどに関わる。

2002年6月にAZX Professionals Groupに入所。ベンチャーをクライアントとする各種契約書,利用規約等のレビューおよび作成,ビジネススキームの適法性の検討などの経験を積み,2008年9月,パートナー就任。KDDI∞Labo社外アドバイザー。

SK画像佐瀬和宏。1978年千葉県生まれ。上智大学経済学部卒業後、個人会計事務所、大手税理士法人を経て2010年にAZX Professionals Groupに入所。税務・会計の切り口からベンチャー企業の設立からIPOに至るまでの様々なサポート業務に従事。

 

授業内容

「スタートアップのチームは、良くも悪くも「ひと夏の燃え上がる恋」パターンが多いので、ぜひ、盛り上がっている段階できまりごとを決めておくようにしてください。」

これは、スタートアップ向けの授業でいつも私が話していることです。スタートアップを立ち上げていこうというエネルギーを持った者同士だからこそ、ぶつかってしまったり、考え方の違いで別れることになってしまうことは、本当によくあります。また、別れたからといって、そのスタートアップが良くないというわけではまったくありません。

とはいえ、別れが近くなってからだと、なかなか交渉が進みません。 別れてからの交渉は、かなり厳しいです。資本政策を後で修正するのは本当に難しいので、話し合いすら上手くいかないとなると、その後の資金調達さえ進められなくなってしまいます。

創業者間での交渉は精神的にも肉体的にも金銭的にも大きな負担を伴います。 事業に集中できるようにするためには、決まりごとは、仲の良い間に結んでおくに限ります。

そこで、この授業では、会社設立時において「資本政策」や「創業者間における株の取扱い」について、どのようなことを決めておくのがよいのかのポイントを解説します。また、事前の契約にしたがって株を買い戻す際には、税務上の問題が生じてしまう場合がありますので、今回は税理士も同席のうえ、税理士と一緒にこの点の問題を解説します。

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執筆者

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